経営者対談

峰島 新 岡田 慶子
名和田 竜 橋本 夏子 
ワクセル

ワクセルが主催する今回のトークセッションでは、「出版と多角的なキャリア形成」をテーマに、実際に書籍を出版し多方面で活躍するパネラーの皆さまをお招きしました。 本を出すことは、単なる実績作りにとどまりません。自分の価値観を凝縮し、まだ見ぬ誰かとつながるための「最強のツール」となります。 パラレル活動家として活動する名和田竜(なわたりょう)さん、編集者としての経験を活かし著書を出版された橋本夏子(はしもとなつこ)さんを中心に、出版がもたらす人生の変容について熱く語り合いました。

出版でステージが変わる!自分自身の強みを尖らせ、分身を作る資産

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住谷:今回は「出版」をテーマに、すでに出版をされている、もしくは、これから出版される皆さまの実体験を伺いたいと思います。 橋本さんは6月に『女性に売れる言葉とデザイン』を出版されましたが、反響はいかがでしたか?

橋本:おかげさまで、代官山や大阪・梅田の蔦屋書店でトークイベントを開催させていただき、大阪では満席になるほど大きな反響をいただきました。 『Ray』『S C awaii!』『NIKIITA』などの女性誌の編集に携わってきた私自身の経験を体系化したのですが、出版してから出会う人の数と、そのステージが劇的に変わったと感じています。本はまさに”自分の分身”なんですよね。

私が現場にいなくても、本が私の考えや企画を代弁してくれる。男性からは「マーケティングに活かせる」、女性からは「自分の気持ちを言語化してくれた」というお声をいただき、地方での交流も一気に広がりました。 出版は、自分の強みを”因数分解”する作業なんです。世の中のニーズと自分の強みを照らし合わせることで、自分の売りがどんどん尖っていく。 だからこそ、自分のために出版というプロセスを経験した方がいい。 ワクセルのコラムもそうですが、個人のブログと違って外部メディアに転載されやすい環境で発信することは、世の中に自分を見つけてもらうための大きな一歩になります。

ディベートスキルがビジネスを加速させる

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住谷:出版した内容が、そのままビジネスの現場で大きな武器になることもありますよね。 名和田さんはディベートスキルに関する本を出されていますが、なぜ今、ディベートが重要なのでしょうか?

名和田:ディベートと聞くと『相手を言い負かすもの』というイメージを持たれがちですが、実は全く逆なんです。 目的は論破ではなく、相手を説得・納得させ、共感を得ること。あえて自分とは反対の立場に立って議論することで、多角的な視点が手に入り、視野が圧倒的に広がります。 [これが論理的コミュニケーション能力を短期間で習得する最短ルートなんです。私自身、経営戦略の本を出したことでタイのバンコクで研修講演に呼ばれるなど、人生で最も大きな経験につながりました。

住谷:具体的に、日常の会議などでそのスキルをどう活かせばいいのでしょうか?

名和田:よく目的がない会議や形式だけの会議に悩む方が多いですが、それらに対してはディベートの手法が有効です。論点を一つに絞り、参加者に意図的に「賛成派」「反対派」の役割を振ってみる。 そうすると、忖度のない議論の中から新しい気づきやイノベーションが生まれやすくなります。出版を通じてこうしたメソッドを言語化しておくと、国境を越えてオンラインでも、中国の上海などに向けて価値を届けることができるようになりますね。

「自分軸」の見つけ方と、継続するためのライティング術

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住谷:いざ本を書こうと思っても、「何を書けばいいかわからない」と思う方も多いはずです。皆さんはどのようにして自分の軸を見つけ、書き進めているのでしょうか?

峰島:私の場合は話したいことや書きたいことが多すぎて、書き進めることが難しく感じていました。 なので、いきなり伝えたい情報を伝えるのではなく、第1弾で今やっている仕事、第2弾で生まれてから今の仕事につくまで、それ以降は仕事1つ1つについて説明して、最後に全体をまとめて書くようにしました。

橋本:私の場合は「自分が時間とお金をかけたこと」つい夢中になってしまうこと」の掛け算で軸を見つけています。 最初は箇条書きでいいし、書くのが面倒なら音声録音でもいい。何度も口にするキーワードが、自分の本当の価値観です。

岡田:私は「パラレル活動家」をテーマにした出版を予定しているのですが、自分の考えや思いを言語化することは、自分の核が再形成される行為だという感覚があります。 ただ、これを一つのコンテンツとして成立させるためには、一定量を吐き出すことが必要だと思うんですね。とはいえ誰からも締め切りを提示されていないわけで、書き続けることってなかなか大変ですから、「やめられない環境」をつくることが大事だと考えています。

住谷:具体的には、どんな工夫をされているんですか?

岡田:私は4年間メルマガを毎週配信していますが、最初は1記事作成するのに3日かかっていたのが、今はChatGPTなども活用しながらリズムを掴めるようになりました。 書きたいことを書き出して、タイトルをつけることもあれば、タイトルを付けてから構成を考えて、内容を書き出していくこともあります。あまりどう書くとか考えないで、まずは書き出してみるのがおすすめです。 ワクセルのコラボレーターでもいらっしゃるバラエティープロデューサーの角田陽一郎さんに、以前伺ったことがあるのですが、「X(旧Twitter)の140字の投稿を3つ組み合わせるだけで一つのコラムになるんだから、 思いついたことなど忘れないように書き留める気持ちで気軽に書き始めたほうがいいよ」って。 まずは自分の思いを言葉にしてみること。ワクセルのコラムのように、多くの人に届く場所で発信し続けることが、次のチャンスを連れてきてくれると信じています。

岡田:私は4年間メルマガを毎週配信していますが、 最初は1記事作成するのに3日かかっていたのが、今はChatGPTなども活用しながらリズムを掴めるようになりました。 書きたいことを書き出して、タイトルをつけることもあれば、タイトルを付けてから構成を考えて、内容を書き出していくこともあります。 あまりどう書くとか考えないで、まずは書き出してみるのがおすすめです。 ワクセルのコラボレーターでもいらっしゃるバラエティープロデューサーの角田陽一郎さんに、以前伺ったことがあるのですが、 「X(旧Twitter)の140字の投稿を3つ組み合わせるだけで一つのコラムになるんだから、思いついたことなど忘れないように書き留める気持ちで気軽に書き始めたほうがいいよ」って。 まずは自分の思いを言葉にしてみること。ワクセルのコラムのように、多くの人に届く場所で発信し続けることが、次のチャンスを連れてきてくれると信じています。

住谷:ありがとうございます。出版は自分の思いを凝縮し、世界とつながるための冒険のようなものですね。 皆さんのお話を聞いて、私自身も改めて言葉の力の可能性を感じました。 ワクセルとしても、こうしたパラレルな挑戦を応援し続けるコミュニティでありたいと思います。皆さんの次なる出版も楽しみにしています!




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