現役高校生起業家のリアル!大好きなカンボジアブランドを輸入販売するために

森 瑞穂

森 瑞穂

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合同会社emiimiを立ち上げ、カンボジアのブランドSmateria(スマテリア)の輸入販売を手がける森 瑞穂(もり みずほ)さんは、現役の高校生。起業に踏み切ったきっかけやSmateriaの魅力、高校生活との両立についてお話を伺いました。

使うだけで気持ちが上がる!カンボジア発のブランドSmateriaの魅力

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合同会社を立ち上げたのは、2024年末です。2025年の2月に直接現地に行って販売契約を結んで、4月に販売をスタートしました。大好きなSmateriaの商品を仕入れて販売するために立ち上げた会社です。

Smateriaはカンボジアの女性たちがひとつひとつミシンで作っています。Smateriaというブランド名は「material(マテリアル)」に掛けていて、カヤや漁網を再利用したナイロンネット、プラスチックをリサイクルした生地で商品を作っているのが特徴です。洗濯ネットに入れて洗うこともできて、軽くて丈夫で使いやすいです。

Smateriaの商品の良いところは、まず様々な色の種類があることです。例えばPCケースなど、日本のものはシンプルなものが多いと思います。ですがオレンジのポーチのようなカラフルで可愛いものを日常で使っていると、気持ちが上がります。Smateriaの商品を使うことでそういった嬉しいことがあると思っています。

また、「エシカル」という言葉を難しいと感じる人も多いと思うのですが、Smateriaの商品は使うだけで環境に良いことができます。売上をカンボジアの孤児院に寄付したりするので、ポーチをひとつ使うだけで良いことに繋がるのです。Smateriaの商品を使うだけで自分の気持ちも上がって、良いことにも繋がって、きゅんきゅんできるのが嬉しいポイントだと思います。

Smateriaのデザインは、イタリア人の女性デザイナーの方が考えてくれています。2人で2006年にカンボジアで立ち上げたブランドで、最初はお店の奥でカンボジアの女性数人が作りながら販売している状態だったらしいのですが、今はひとつの建物すべてでSmateriaを作れるほどに大きくなりました。

通学にアルバイト、友達との時間や趣味を大切にしながら起業にチャレンジ

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Smateriaとの出会いは、母がカンボジアでNPOをしていて連れて行ってもらったことがきっかけです。子どもの頃から大好きなブランドで、たまたま販売できる機会をいただいたので、やるしかないと思いました。

カンボジアは日本と違うことも多いですが、小さい頃から行っているので第二の故郷のような居心地の良さを感じています。気候はずっと暖かいですし、皆さん優しくて、子ども好きな方が多い印象です。カンボジアというと昔のイメージで、貧困、可哀想、といったイメージを持つ方が多いかもしれませんが、現地に行くと印象ががらっと変わりました。現在も貧困問題がなくなったわけではないですが、それを感じさせないほど、みんな笑顔がキラキラしています。是非一度行ってみてほしいです。

もともと起業したいという想いが強かったわけではなくて、大好きなSmateriaを販売できるとわかってから「法人って何だろう」と調べるところから始めたほどです。起業という意識はまだ無いですね。

今は高校に通ってたまに他のお店でアルバイトをして、友達と遊んだりダンスのレッスンに行ったりしています。その合間を縫ってSmateriaのお仕事をしている感じです。ひたすら何時間も商品ひとつひとつにタグをつけたりすることが楽しくて、苦もなくできています。

周りの人に「会社をやっている」と話すとびっくりされます。最初は「起業した」と自分から言うのも違うと思い、「バッグを売っている」程度しか話していなかったのですが、担任の先生が応援してくれていて。実際に商品を買ってくれたり、職員室で他の先生に話してくれたりしているみたいです。

同世代にSmateriaの魅力を伝え、まず一歩踏み出す勇気を

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これからはSmateriaがいろいろな企業さんとのコラボ、例えば会社さんのノベルティ制作などができたらいいなと思っています。Smateriaは「この布でつくってください」とお願いしたら基本的に何でも作ってくれるので。あとは今のSmateriaのファン層は30〜50代くらいの方が多いので、今、私が17歳で高校生であるという強みを活かして、同年代の子達にも知ってもらえたら嬉しいなと思います。

起業という単語だけだと、ハードルが高く感じてなかなか踏み出せない、という方も多いと思うのですが、私みたいに何もわかっていなくても一歩踏み出してみてもらいたいと思います。勇気を与えるというか、こう言ってしまうと無責任に聞こえてしまうかもしれませんが、「やってみればどうにかなる」ということを伝えられたらいいなと思います。

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