ブラッシュアップして人間関係も良好にするイメージコンサルタントが目指すもの

小森 江以子

小森 江以子

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印象アップのメソッドを多くの人に伝え続けているイメージコンサルタントの小森江以子(こもり えいこ)さん。イメージコンサルタントになられた経緯や仕事をする上でのこだわり、今後の展望などを伺いました。

10年間在籍した接遇業界で外見と内面両方の大切さに気付く

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イメージコンサルタントという仕事は人の良いところ、その人が持っている特性や強み、価値を他者に印象付けられるような外見やふるまい、表情、態度、話し方や言葉選びを含めたコミュニケーションを通してなりたい自分になることを支援することです。AICI(国際イメージコンサルタント協会)が認定している公式の資格があります。そのAICIのイメージコンサルタントが大切にしている『ABC』があります。AがAppearance=外見、BがBehavior=振る舞い、CがCommunication=意思疎通。この3つの軸を通して人財育成や企業の発展のためのブランディングを行っています。私はイメージコンサルタントのとして人財育成に注力していますが、AICIにはスタイリストや写真家、ヘアメイクアップアーティストといった方々がいます。

私はもともと新卒で外資系ホテルの接遇と営業部で2年間働いていました。その後、外資系航空会社に転職して8年所属していたので、合計10年間接遇業界に携わったことになります。就職活動をしているときは人の外見よりも内面が大事だと思っていました。そんな私は希望していた大手企業の一次試験に落ちているのです。他の人を見ると外見をキレイに整えていたのですが、それに対して私は外面を整えても意味がないと思っていました。でも、外見がキレイな人が採用されていくんですよ(笑)。そこで、声を大きくしたり、表情を明るくしたりすると最初に働くことになる大手外資系ホテルに採用が決まったので、そのときに初めて外見も大切だと気付きました。

その後に転職した外資系航空会社で働いたときは50カ国ほど乗務していたので、言語も文化も異なる人たちばかりと接することになります。通じる言葉がないことが多かったです。その状況で目の前の相手に良い印象を与えていくことが必要になります。瞬時に私が信用できるよと伝えるには外面が非常に大切だと学びました。このことを意識してからお客様との関係がとても良好になったのです。クレームが来ないんですよ。

講師をする機会に恵まれイメージコンサルタントへ転身

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結婚、出産を機に外資系の航空会社を辞めて5年ほど主婦業と育児に専念していたのですが、2003年に外国語専門学校のエアライン科で講師をすることになります。すごく良い素質を持っていて誠実な学生たちが、地方から出てきたばかりで野暮ったかったり、シャイで自分を表現できなかったり、自信がなさそうな雰囲気だったりすると採用試験の一次試験で落ちて帰ってくるんです。そこでイメージが大切だと改めて痛感して、好印象を与えるために必要なことを教える『イメージインプルーブメント』という講義をするようになります。あるときふとイメージコンサルタントという仕事があると思い出して、2017年にイメージコンサルタントの資格を取得しました。これまでの経験上、多様性あふれる環境に魅力を感じるのですが、80カ国の人が集まる国際的な機関であるAICIはまさに理想的なところです。毎年海外で開催される勉強会にも参加できます。自己研鑽をしながらメンバー同士が交流し、最新の情報を交換し合い、お互いを高めていくという団体です。なりたい・ありたい自分を外見や振る舞い、話し方で表現して、本質的な自分の姿を出すことによって良い人間関係が育まれ、調和がとれた平和な社会ができていくと思っています。

私のもともとの性格は心配性だし引っ込み思案で、縁の下の力持ちでいたいタイプです。リーダー的なポジションは不得意なのですが、任されることが多かったので強制的に成長できたかもしれないですね(笑)。外資系航空会社時代、私は体格が小柄だったので、周りの外国人に比べると存在感ゼロで格下に見られるんです。絶対に下に見られてはいけないと思って、大きなジェスチャーや華やかな装いで存在感を出そうと頑張っていました。一緒に働く仲間が毎回変わるのですが、握手をするだけで信頼関係を築けるようになりましたね。当時は制服を着てメイクをするのは戦闘服に着替えるようなもの。毎回自分を奮い立たせて仕事に臨んでいました。

その人の良いところを引き出して企業も個人も元気にしたい

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私がコンサルティングするときはビフォア・アフターの写真撮影をしないので、外見の変化を見せるデータはないのですが、実績としては航空業界を志望する学生で私が教えた方々は85%近く合格しています。

あと、ある企業の総会をプロデュースして、幹部にスーツの色選びから立ち居振る舞い、話し方をお伝えしたところ、社員に経営理念や会社の目指すものが伝わって総会が成功に終わりました。同じ企業での話になりますが、社長の右腕となる優秀な女性がいます。仕事はものすごくできるのですが、ファッションに無頓着だったので、スーツを着て華やかなアクセサリーを付け、カラー診断でその人に似合う色を身に付けてもらったところ、その会社から非常に喜ばれて、研修依頼が来るようになりました。

イメージコンサルタントをしているので、多くの人々の良いところを引き出して元気にする存在でいたいなと思っています。そう思っていると楽しいし自分も元気になってくるんですよ。今後は企業の福利厚生でイメージコンサルができるということができたらいいなと思っています。また、学校の先生や講師の方々は人を鼓舞する存在だと思うので、そういう人たちのイメージコンサルができたら教育に良い影響が与えられるのではないでしょうか。