会社の売上を左右する3つの社員モチベーションアップ法

飲食店向けにゴキブリ、ネズミ、その他の害虫駆除を行う株式会社クリーンライフの代表・大野宗(おおのそう)さん。お客様に誠実なのはもちろん、社員の働きやすさや社員が自慢したくなる会社かどうかにこだわっています。そんな大野さんに社員のモチベーション管理方法を3つお伺いしました。
企業にとって最も大切な財産は「人」です。私は経営者として、単に給与を支払うだけでなく、社員の働きやすさや、社員が周囲に自慢したくなる会社かどうかに徹底してこだわってきました。
「自分の会社はすごい」と胸を張って言える環境があれば、社員のエンゲージメントは自然と高まり、結果としてサービスの質も向上します。ゴキブリ駆除という、ともすればネガティブなイメージを持たれがちな業界だからこそ、その既成概念を覆す仕組みづくりが不可欠です。今回は、弊社が実践している社員のモチベーションを劇的にアップさせる3つの秘訣をご紹介します。
①従業員の方々が周りの人に自慢できる会社であること

まず、自社建設にかなりの費用をかけて、出社したくなるオフィスを作りました。デザイン会社かと思うようなおしゃれな作りで居心地が良くて気に入っています。また、名刺の裏のQRコードを読み取るとバーチャルでオフィスを見ることができます。そうしたら「こんな会社で働いているよ」とご家族に見せることができます。VRゴーグルを付けるとリアルに社内にいるような感覚を体験することができるんです。さらに、費用は全額会社負担で毎年海外への社員旅行があります。コロナ禍は海外旅行に行けなかったので、無人島を購入してその島に全員で行きました。
ゴキブリ駆除というとどうしても汚い、やりたくないといったネガティブなイメージがありますが、社員旅行の話をすると一気にイメージが覆って、周りからいい会社で働いているという目で見られるようになるのです。そのほかにも、完全フレックス制度やボーナスは春夏2回で3桁支給など社員のためにできることを詰め込んでいます。ボーナス3桁あったら周りに自慢できますよね(笑)。月給を多少増やすより、ボーナスの方がインパクトは大きいのでこだわっています。社長が有名人であることも社員の自慢になると思うので、自著の出版やYouTube配信などメディアには積極的に出るようにしています。
②仕事に誇りを持って、自分で何がやりがいなのかをわかっていること

ゴキブリ駆除というとやはりネガティブなイメージが強い中で、実は高度な技術を必要とするかっこいい仕事でお客様に感謝され、利益率が高くてものすごく良い仕事と自覚してもらい、誇りを持ってもらえることが大切です。この誇りによって作業のクオリティも上がります。『完全駆除』するからこそお客様に感謝いただき、モチベーションが上がるわけです。私の仕事はというとゴキブリ駆除のブランディングです。弊社のYouTubeはF1の世界観でゴキブリ駆除について発信しています。かっこいいイメージで統一して社会のイメージを変えていきます。
③一人ではなく、みんなで頑張れる仲間がいること

最近は転職するのが当たり前となっていますが、転職する一番の理由は人間関係です。給料が安いことや残業が多いことではありません。人間関係の悩みは突き詰めたら仲間がいないということだと思います。歩合制度にしてしまうと能力給になってしまうので、『今だけ良ければ良い』『自分だけ良ければ良い』『お金だけもらえたら良い』と3つの刹那的な状況に陥って仲間と助け合ってみんなで目標を達成しようとはなりません。私はみんなで頑張ろうということにモチベーションが上がると思っています。
弊社では給料は年齢給ですが、ボーナスだけは能力給です。最も評価されるべき昨年比でどれだけ売り上げを伸ばしたかという項目はボーナス全体の10%しか評価していません。技術力20%、顧客数20%で残りの50%は働く気持ちなのです。いかに仲間を助けたか、仲間に感謝の気持ちがあったか、営業する意欲はあったかなどを一番評価しています。意欲を評価するとみんな頑張るのです。その結果、会社の売上が上がります。他の会社にはない弊社の最大の特徴は、『日本一の駆除技術』です。尖った特徴がないと5,000社以上ある同業他社に埋もれてしまいますよね。今後も『完全駆除』を徹底して売り上げを伸ばし、社員と社会に還元していきたいです。