看護師からライターへ、言葉で幸せの循環を届ける言葉の魔術師

高松 陽子

高松 陽子

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高松陽子(たかまつようこ)さんは、2023年にWebサイトの作成など文章の作成に携わるセールスライターの仕事を始め、2025年1月に独立されました。もともとは、看護師として病棟勤務を経験したのちに人との出会いを通してセールスライティングの道へ進み、商品の売上アップに貢献されています。言葉のプロフェッショナルになるきっかけや今後の展望についてお話を伺いました。

看護師からお客様に届く言葉を紡ぐライターへ

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現在、ライターとして商品販売をしたい方や集客をしたい方に向けて、Webサイトやランディングページやメルマガ、クラウドファンディングなどの文章作成、コラム制作などを行っています。

自身のSNSだけではなく、商品を知っていただくためのランディングページの依頼をいただきます。また、元看護師という専門性を生かした、治験で必要な資金調達のためのクラウドファンディング、薬機法に気を付けなければならないライティングなどのご依頼をいただくことが多いです。

もともとは病院で看護師をしていましたが、私は治験を中心とした特殊な病棟に配属されました。簡単な話、病院勤務があまり肌に合わないなと感じて、そのあとは企業に就職し、治験コーディネーターという仕事に就きました。なかなかエネルギーを要する仕事だったので、一旦看護師の仕事をお休みしようかなと考えているときに、知り合いの会社の社長で小さいながらも歴史ある会社をやっている方と出会いました。その会社がなかなか集客や販売に課題を持っていて広報を探しているということでしたので、チャレンジしてみようと思い、未経験から広報の仕事に就いたことが、今の仕事のきっかけです。

そこからが大変でした。もともと販売をやったことがないところから、ウェブサイトのリニューアル、SNSの立ち上げ、メルマガ制作などをゼロイチで経験しました。ですが、コロナの影響もあり集客も販売もなかなかうまくいかない時期が続きました。商品の良さは知っているのに、それを伝えようとしても相手に伝わらないことが多く、もっと力を付けたいと思い、セールスライティングを知って、働きながらお金をかけて学ぶことにしました。

セールスライティングを学ぶ前までは自分が届けたい情報を発信していましたが、そうではなくお客様が本当に欲しい情報を発信していかなければならない、そしてその答えを持っているのはお客様なんだということに気が付きました。その気づきから改善を繰り返した結果、発送や電話対応に追われるほど売り上げが一気に伸びていきました。セールスライターの先生の後押しもあり、現在は独立してライターの仕事をするようになりました。

魅力の全てを言葉に詰め込む温かいライティング

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ライターとしてこだわっていることは、他の企業様と同じものは作らないということです。どの商品やサービスにもそれぞれに強みやオンリーワンの良さがあると思っています。その良さを、お話を伺った上でお客様に届けたいと思っています。その商品やサービスにほれ込むからこそ、伝えたい言葉が出てくると考えているので、ヒアリングには2~3時間かけること、必ず直接ヒアリングをすることを大事にしています。

尊敬している中村天風(なかむらてんぷう)さんの影響と看護師としての経験から、人生は一度きり、と思っていることが原動力になっています。患者を見ていて、治療がかなわず亡くなる方もたくさん見てきました。人生は終わりがあるんだなと思ったときに、やらない後悔よりもやって後悔した方が良いと思ってチャレンジし続けています。

私自身このチャレンジはすごく悩みながら選択してきましたが、私が尊敬する人に言われた「人生って本当に無駄はなくて点に見えたものがいつか全部線につながるから」という言葉の意味が、今になってようやくわかってきたように思います。

言葉で幸せの循環を紡ぐ

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私が目指しているのは、言葉で幸せの循環をつくるということです。

会社員時代、倒産の危機を経験したことがあり、そのときに失われるものはビジネスだけでなく、そこで働く従業員の生活、サービスへの想いや信頼や幸せが一瞬で消えていくんだなということを感じました。私自身の武器は言葉です。言葉を使って、サービスをつくる経営者、商品を作る社員、ユーザーに届けてくださる方、そういった人たちの幸せを守りたいなと思っています。私にかかわってくださる方の人生が物心ともに豊かになることを目指していきたいと思っています。

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