垣根を越えて、夢を応援しあう。ユニバーサルイベント大阪2025開催

星田 暁

星田 暁

2025.11.18
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こんにちは。星田 暁です。私は一般社団法人ユニオン代表理事を務め、アクティブシニアコミュニティの運営や理学療法士、社会福祉士の資格をいかして地域の方々の健康増進を目的とした教室やイベントを開催しております。また理学療法士・社会福祉士として、年齢や障がいの有無に関係なく、誰もが活躍できる地域づくりを目指して活動しています。今回はユニバーサルイベント大阪2025を開催した当日の様子をご紹介します。

1.ユニバーサルイベントとは

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「ユニバーサルイベント」は、年齢、性別、国籍、障がいの有無などの垣根を越え、互いの夢を応援し合う交流イベントです。
主催はユニバーサルイベント実行委員で、株式会社ワクセルの住谷知厚さん、株式会社おおきにの野寄聖統さん、株式会社HERO’Sの須藤優斗さん、一般社団法人ユニオンの星田暁が中心となり、さまざまな団体や企業と連携しながら企画・運営しました。

前回は東京で開催されており、地域に根ざしたテーマを掲げながら、「誰もが輝ける社会」を目指しています。

今回開催した「ユニバーサルイベント大阪2025」は、【体験】をテーマに、実際に見て・触れて・感じながら、すべての人が交わり、垣根のない社会を体感できる一日となりました。

2. ステージから広がる笑顔とエネルギー

10月5日、大阪・中崎町ホールにて開催。
ステージの幕開けを飾ったのは、ダウン症書遊家・岩元祐磨さんと、書遊アーティストMOGRAさんによる力強い書道パフォーマンス。

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「希望」「繋がる」などの文字が書かれ、墨の一筆一筆に込められた想いが、会場の空気を引き締めました。

次にローカルヒーローのトマト刑事トマティーンさんと車いすヒーローが登場。

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子どもたちだけでなく大人からも大きな声援が上がり、会場中が笑顔に包まれました。

午後には、デフリンピック女子バスケットボール日本代表の橋本樹里選手・和田七海選手・原重天花選手が登壇し、トーク&クイズ大会を開催。

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11月に東京で初開催されるデフリンピックをテーマに、「デフバスケの魅力」「聞こえない世界の中でどうやってチームをつくるのか」など、リアルな話に多くの来場者が聞き入っていました。
音楽パフォーマンスでは、カラフルな天使たちが登場。
視覚に障がいのあるメンバーを中心に結成されたグループで、「聞けば元気になる、歌えば物事が好転する」と評判のオリジナル曲を披露。大阪・関西万博でも披露した楽曲に、多くの来場者が心を動かされていました。

イベントの最後は「ユニバーサルな社会をつくるために」をテーマにした主催者によるトークセッション。

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主催の住谷知厚さん(ワクセル総合プロデューサー)が司会を務め、
野寄聖統さん(株式会社おおきに)
須藤優斗さん(株式会社HERO’S)
星田暁(一般社団法人ユニオン)
が登壇し、それぞれの視点から“違いを超えて支え合う社会のあり方”を語りました。

特に、須藤優斗さんの人生の経験から「障害を武器にする」と言う座右の銘を体現するトークが印象的でした。

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3. 体験を通して“ユニバーサル”を感じる出展ブース

会場内の出展ブースでも、参加者同士の交流が盛んに行われました。
ママさんコミュニティ「ママズの家」によるハンドメイド販売や、「運気もアゲる唐揚げ屋はま」の出店。
さらに、GENKIモリタさんによるeスポーツ体験や、土林匠さんのドローン操縦体験も登場。

世代を問わず多くの方が参加し、物販や体験を通して「地域の活動と人の想い」を知る場となりました。
ユニバーサルイベントらしい“多様な体験”がぎゅっと詰まった空間でした。

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4. 垣根を越えた先にあるもの

この日、会場に集まったのは、障がいの有無や年齢、職業もさまざまな人たち。それでも、みんなが同じ方向を向き、笑顔でつながっていました。

席を譲り合ったり、初めて出会った方が車いすを押したり。
参加者もスタッフも一緒になって、その場にいる全員で創り上げた「あたたかい場」がそこにはありました。

そこには「支える側」と「支えられる側」という区分はなく、互いに応援し合う関係が自然に生まれていたように思います。

ユニバーサルイベント大阪2025を通して感じたのは、【多様性は可能性】であるということ。
一人ひとりの違いが力となり、新しい出会いや協働を生み出していく。
ユニオンは、こうした出会いと温かいつながりを、日本全国に広げていきたいと考えています。
一般的法人ユニオンの活動に興味をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひホームページまでお問い合わせください。
https://union-activesenior.com/

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