
世代や個性を超えて生まれた新しい交流のカタチ

こんにちは。星田 暁です。私は一般社団法人ユニオン代表理事を務め、アクティブシニアコミュニティの運営や理学療法士、社会福祉士の資格をいかして地域の方々の健康増進を目的とした教室やイベントを開催しております。また大田区リビングラボの代表も務めていて、行政や企業、地域住民の方々と協力して、地域課題解決に取り組んでいます。今回は同じ地域で活動する障がい者就労支援施設の利用者とユニオンのアクティブシニアコミュ二ティがコラボ教室を開催しました。当日の様子をご紹介します。
1.アクティブシニアと障がい当事者が集う合同教室

9月20日に大田区大森の公民館で、障がい者の就労支援を行う「リハスワーク」さんと合同教室を開催しました。
アクティブシニアと障がい当事者が同じ場で交流し、お互いに学び合うことを目的に企画したものです。


前半はユニオンの健康教室でも人気の「認知症予防カルタ」や「モルック」を体験。
年齢や個性を超えて、真剣な表情と笑顔が交互に広がり、自然と声援や拍手が生まれる時間になりました。
2. 就労体験を通じた「教え合い」

後半は、リハスワークで実際に行っている就労活動を体験しました。
今回は、抗菌・防虫・消臭などの効能を持つ「能登ヒバチップ」を袋詰めする作業。利用者さんから直接教えていただきながら、参加者全員で取り組みました。

ここで印象的だったのは、役割の逆転です。
ユニオンの参加者がリハスワークの利用者さんに「モルック」や「認知症カルタ」を教え、リハスワークの利用者さんがユニオンの参加者に「就労体験」を教える。
互いに「先生」と「生徒」になることで、自然と尊重し合う関係が生まれていました。
3. 心のこもった贈り物


プログラムの最後には、リハスワークの利用者さんから手作りのしおりやお手紙、能登ヒバチップをいただきました。
一つひとつ丁寧に作られた贈り物に、参加者一同が感動し、会場全体が温かな雰囲気に包まれました。
4. 多様性が力に変わる地域へ

今回の合同教室で改めて実感したのは、世代や障がいの有無を超えて「一緒に楽しみ、学び合う」ことから地域の新しい可能性が生まれるということです。
そこには「支える人」と「支えられる人」といった区分はなく、誰もが参加者であり、誰もが先生になれる場がありました。
ユニオンは、こうした交流を積み重ねることで、多様性を力に変え、地域に新しい活力を生み出していきたいと考えています。
そして同じ想いを持つ企業や団体の皆さまと共に、地域づくりを進めていきたいと思います。
一般的法人ユニオンの活動に興味をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひホームページまでお問い合わせください。
https://union-activesenior.com/


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