会社員とサロン運営を両立する多面的な生き方 -パラレル活動の実践-

岡田 慶子

岡田 慶子

2024.12.07
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こんにちは。パラレル活動家の岡田慶子(おかだけいこ)です。人生を充実させるためには、どのような選択肢があるのでしょうか。どんな仕事に専念するか、どんな趣味に没頭するか。探し出すのも決めることも大変な一方で、これらのうちのどれかを選ばなければならないと感じる人もいらっしゃるかもしれません。しかし、大好きな友人で大阪在住の山口恵理子さんは、会社員としての安定を保ちつつ、自らの情熱を形にしたサロン運営を両立させることで、それを実現しています。週に3日の会社勤務とサロン運営を組み合わせた多面的な生き方は、まさにパラレル活動の象徴です。

パラレル活動を始めたきっかけ

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恵理子さんがサロン「脳感ヘッドスパサロンLoLo」を始めたのは、自身の経験からでした。長年抱えていた腰痛を脳感ヘッドスパで改善したことで、その効果を広めたいと思うようになったのです。

この体験から「体の不調は脳の状態と密接に関連している」という新たな視点を得た彼女は、単なるリラクゼーション以上の価値を提供する場を目指しました。多忙な会社員としての仕事や2人の子育ての合間に時間をつくりながら、新たな挑戦へ踏み出す彼女の行動力に尊敬の意は尽きません。

活動とその価値

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彼女のサロンは、カラダだけでなくココロにも働きかける特別な場所です。脳へのアプローチに加え、心の安定や幸福を促す取り組みはリラックスを超えた深い癒しを提供します。さらにウェルビーイング・ダイアログ・カードのファシリテーターや睡眠栄養アドバイザー®など多彩な資格を活かし、彼女は常にサービスの質を向上させています。

顧客から寄せられる「サロンに来ることで日常生活が前向きになった」という声は、恵理子さんにとっての大きな励み。彼女にとってサロン運営は、副業の域を超えたライフワークです。

リスクヘッジと支え

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では、なぜ彼女はそれほどまでに惚れこみ熱中するサロン一本の仕事に絞らず、会社員としての仕事も続けているのでしょうか。背景には現実的なリスクヘッジと家庭の理解があります。

サロン開設前、夫から「やりたいことをするのは応援するけど、中途半端な気持ちじゃダメだ。生活費をあてにせず、自分の収入の範囲でやりくりできるよう頑張れ」と言われます。これは彼女にとって制約ではなく、むしろ「どちらか一方がうまくいかなくても、もう一方が支えになる」ための安全網となりました。

会社員とサロン運営という立場や仕事内容が違っても、そこには彼女をワクワクさせる刺激があります。会社員としての仕事も楽しんでおり、単なる安定のためだけに続けているわけではありません。安定だけを追い求めるのでも、挑戦の日々に突き進むのでもなく、それぞれの場を通じて見つけた安定と挑戦のバランスが、彼女にとっての“ちょうどいい”日常をつくり出しているようです。まさにこれこそがパラレル活動の魅力と言えるでしょう。

パラレル活動を通じて広がる人生

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「多くの人との出会いが、自分の視野を広げ、人生を豊かにしてくれる」と恵理子さんは語ります。会社員とサロンオーナーという2つの役割を持つことで、彼女は異なる背景や価値観を持つ人々と出会い、新たな学びを得ています。各役割での経験が相乗効果を生み、彼女の人生をさらに充実させているのです。

興味深いことに、彼女のご子息も会社員でありながら本格的な音楽活動を両立させています。想像をはるかに超える多忙な毎日の様子を伺いましたが、『どちらか一方』ではなく『どちらも』を選び取る姿は、互いに相乗効果をもたらす現代の多面的な働き方の好例だと言えます。

パラレル活動は、自分の人生を多面的に楽しむ方法です。新たな挑戦には心理的なハードルがあるかもしれませんが、小さな一歩から始めることで、その先には思いも寄らない出会いや可能性が広がっています。恵理子さん親子の姿は、仕事と自分のやりたいことを両立させたいと思うすべての人に向けたメッセージです。

あなたも日常の中に“もうひとつ”の世界を加えてみませんか?

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