【現地レポ】美しい山々に囲まれた国・スイスの映画祭!第76回ロカルノ国際映画祭
スイスのロカルノとはどんな場所?
ロカルノ国際映画祭でのグランプリは金豹賞
ロカルノ国際映画祭で金豹賞を受賞した日本人監督
スイスのロカルノとはどんな場所?
2023年8月に行われたロカルノ国際映画祭に行ってきました。
日本ではスイスのロカルノというと、ピンとくる人は少ないかもしれません。
ロカルノはスイスの南部に位置し、マッジョーレ湖に突き出すような場所にあります。
北にアルプス山脈があり、ロカルノに行くと美しい山々と綺麗な湖、雄大な自然が出迎えてくれます。
街には歴史的な建造物も多く、街自体が美術館のような美しさに息を飲みます。
1日中歩くだけでも楽しめる場所だと思いました。
日本では知る人ぞ知るロカルノ国際映画祭ですが、現地では知名度が高く、映画祭の野外上映をする時には「ピアッツァ・グランデ広場」に多くの人が集まり賑わいます。
ロカルノ国際映画祭でのグランプリは金豹賞
有名な国際映画祭ではグランプリを「グランプリ」と呼ばずに、特別な名前の賞で称えます。
例えば、カンヌ国際映画祭の最高の賞は「パルム・ドール」と呼びますし、ヴェネツィア国際映画祭では「金獅子賞」と呼びます。
ロカルノ国際映画祭の最高の賞も独特な呼び方があり、「金豹賞」と呼びます。
この賞が最高の栄誉なので、ロカルノ国際映画祭では色々な場所に豹の絵が描かれています。
ロカルノ国際映画祭に行かれる場合は、街中で豹を探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
ロカルノ国際映画祭で金豹賞を受賞した日本人監督
ロカルノ国際映画祭は1946年に始まった映画祭です。
開催自体されなかった年もありますが、長い歴史があります。
その中で日本人監督は4度金豹賞を獲得しています。
1954年 衣笠貞之助(きぬがさていのすけ)監督 「地獄門」 1961年 市川崑(いちかわこん)監督 「野火」 1970年 実相寺昭雄(じっそうじあきお)監督 「無常」 2007年 小林政広(こばやしまさひろ)監督 「愛の予感」
日本人監督の作品も「ピアッツァ・グランデ広場」で当時上映され、絶賛されたのかと思うと感慨深いですね。
「ピアッツァ・グランデ広場」にはたくさんの人が集まり、優雅に映画鑑賞を楽しんでいました。
映画好きにとっては年に一度の最高のお祭りです。
ぜひ日本人のみなさんも、映画祭シーズンに合わせて行ってみてください。
以上、第76回ロカルノ国際映画祭の現地レポートでした。