経営者対談

挑戦者(元年俸120円Jリーガー、格闘家)
安彦考真 × ワクセル

2022年8月20日に第1回「MiraPla(ミラプラ)」が、横浜市にある洋光台北団地で開催されました。

MiraPlaは「地球のことを、知って、学んで、楽しむフェスティバル」というテーマのイベントです。サスティナブルなモノ・コトに関わるマルシェやワークショップが用意され、キッチンカーも多数出店されました。

今回のイベントでは、コラボレーターの安彦考真(あびこたかまさ)さんが、キッチンカーを出店。ワクセルとのコラボレートで実現した限定60食のヴィーガンサンドは、大盛況で完売となりました。

ヴィーガンになり世界観が大きく変化「もっと世の中に広めたい」

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住谷:記念すべき第1回「MiraPla」で一緒にキッチンカーを出させていただき、安彦さん考案のヴィーガンサンドが大盛況でしたね。今回なぜヴィーガンサンドを出そうと思われたのですか?

安彦:Jリーガーの時にそれまでの食事を変えてヴィーガンになりました。それからパフォーマンスがすごく上がって、性格も若干ですが穏やかになったんです(笑)

ヴィーガンになって3年くらい経ちますが、自分の中の感覚や世界観が大きく変わりました。これほどの影響を自分だけで留めておくのはもったいないと思い、世の中にもっと広めたいと考えるようになったんです。

でもヴィーガンって、「健康的だけど薄味で美味しくなさそう」というイメージが強いですよね。だから美味しくて、ガッとかぶりつきたくなるヴィーガンのサンドイッチを出したいと思ったんです。

安彦さんこだわりの食材を使ったヴィーガンサンド

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住谷:今回出されたヴィーガンサンドには、どんな食材が使われているんですか?

安彦:かぶりつきたくなるようなサンドイッチだけど、中身は繊細なものを使いたいと、食材には非常にこだわりましたよ。まずバンズは、僕が大好きな米粉100%グルテンフリーの『お米パン 八』のものを使わせていただきました。

具材は僕がよく行く『WE ARE THE FARM渋谷店』にサポートしていただき、トマトとケールを提供してもらいました。ケールはスーパーフードと呼ばれている食材で、野菜なのにたんぱく質も入っていて、間違いなく身体にいい食材だと思っています。

そして肝心の味付けについては、ワクセルコラボレーターでもある『HEMP CAFE TOKYO』の宮内達也シェフに監修をお願いしました。

ヴィーガンサンドが生まれたきっかけはワクセルとのつながり

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住谷:『HEMP CAFE TOKYO』は宮内シェフがオーナーを務める、ヴィーガン料理専門店ですね。以前ワクセルのトークセッションのゲストとしても登場いただき、このような形でコラボが実現してとても驚きです。

安彦:もともとは、僕がワクセルの収録において宮内シェフが作ったブリトーを食べて美味しさに感動し、宮内シェフのお店に通い始めたのが始まりです。だからこのヴィーガンサンドを作ろうと思ったのは、ワクセルとのご縁がきっかけなんです。

今回、皆さんが美味しそうに食べている姿を見て「良かったなー」と思いました。僕が作っているわけではないですが、僕が言い始めてできたものなので、売れるかどうかも大事ですが、美味しいか美味しくないかが重要だと思っていたので。

「鋭敏な五感を取り戻したい」食を通して人生を豊かに

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住谷:今回初めてヴィーガンサンドのプロデュースをされたわけですが、今後もヴィーガン料理を広めていく活動を続けていくのですよね。どういった未来を思い描いているのですか?

安彦:僕は食を通して、人の心や人生を豊かにできたらいいなと思っています。そのひとつの方法が「五感を取り戻す」ことなんです。

世の中が発展したこともあって、みんなイヤホンをしているじゃないですか。しかもこの時期はマスクをして、サングラスまでして耳にすごく負担をかけていますよね。イヤホンを取ればセミの声、風の音、夏の雰囲気を味わえるのに、五感を自ら遮断してしまっている人が多くいます。

食事についても大味を好む人が多いので、もっと繊細な味に敏感になってほしいんです。だから鋭敏な五感を取り戻すきっかけを、食を通して提供していきたいと考えています。匂い、味、食感といったものを全部楽しめる“食育”を届けていきたいですね。

トークセッションに出していただいたことで色々なつながりができて、ワクセルの持つ仲間とのつながりというパワーを感じたので、今後も一緒に広げていきたいです。

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