内山 唯日
内山 唯日
Uchiyama Yuika Aurora
Bridge Project代表、多様性教育ファシリテーター

出身地:

ローマ(イタリア)

座右の銘:

限界は自分が決めるもの

<経歴>

ローマ第一大学(ラ・サピエンツァ)卒業後、中国厦門大学にて人類学部の修士号を取得。少数民族の研究に加え、ヨーロッパでの移民・難民のインクルージョンについてフィールドワークを実施。EUの研修を受け、多様性教育の体感型メソッドを学び、2020年にBridge Projectを立ち上げる。多様性を認め合える社会をつくるべく、多様性を自分ごとにするワークショップを学校・大学・企業・地域組織で実施している。

<代表作・主な実績>

ワークショップ実績:パナソニックセンター、(公財)京都府国際センター、(公財)箕面市国際交流協会、同志社大学、甲南大学、初芝立命館中学校、つなぐ神戸市会議員団、シュハリ株式会社など、多くの教育機関、企業、地域組織にて「多様性」をテーマにしたワークショップを30回以上実施し、中学生から経営者、市議会議員まで500人以上の方にご参加いただいています。

─ 取り組んでいることを教えてください。

日本には「多様性って聞いてもあまりピンとこない」「多様性を認め合うってどういうこと?」と思っている方々がたくさんいます。Bridge Projectは多様性を自分ごとにするため、体験・体感を基にしたワークショップで、「多様性」「差別」「人権」などに関する気づきを提供しています。主にヨーロッパの学校教育や市民教育で使用されているメソッドを取り入れ、「特権」の可視化や、レモンを使ってステレオタイプについて考えるワーク、演技やロールプレイで差別・マイクロアグレッションの解消を目指すなど、多様な手法で様々なテーマを扱っています。
多様な国籍、文化、宗教、性的指向、性別、発達、身体機能、働き方、年齢、価値観を持った方々が自分らしく、幸せに暮らせるように、多様性を認め合える社会を目指します。

─ ワクセルの面白いところを教えてください。

ビジネスを通して社会課題を解決する「ソーシャルビジネス」という点が、私のビジョンと重なりました!そして、社会課題の解決を目指すためには、一人よりも複数人で協力をする方が断然速く、効果が大きいと日々実感しているので、「コラボレート」をコア・コンセプトにされているのが大変興味深く思います。

─ こだわりの仕事アイテムを教えてください。

ワークショップの振り返りで使うカードやポスターなど、視覚的な教材はとても大事にしています!

─ これだけは譲れないものは?

少数派(マイノリティー)に対する抑圧、差別、偏見に対して、声を上げ続けたい。

─ これから目指したいことを教えてください。

多様性の無関心層をリーチするため、多くの人が通る道である「学校」「会社」でのワークショップ・研修の機会を増やしたいと思っています。学校では探究学習・いじめ防止プログラムの枠組みで「多様性」に関する教育プログラムを提供することで、誰一人取り残さない、安心・安全な学校環境づくりのお手伝いができればと考えています。そして、企業では継続的なダイバーシティ&インクルージョン研修を通して、心理的安全性の向上、離職率低下や人材確保などを促したいです。

内山 唯日さんのコラム
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