徐 爽

徐 爽
Xu Shuang
JoJo Herb & Wellness 代表

出身地:
その他

経歴:
中国・寧夏回族自治区・銀川市出身。2002年に来日し、関西学院大学商学部を卒業。日系メーカーでの営業職を経て、世界トップ10に入る台湾系半導体設計企業に入社。10年以上にわたり、営業マネージャーとして日系大手企業を中心にソリューション提案・プロジェクト商談を担当。

デジタル社会で働き続けるなか、心と身体のバランスに悩む同僚たちの声や、自身の健康意識の変化をきっかけに、原点である中国の薬膳文化や「医食同源」の考え方に立ち返るようになる。

ふるさとの寧夏は、古くから薬草と果実の産地として知られ、薬膳文化とともに枸杞が根づき、人々の健康を支えてきた土地でもある。
幼い頃、祖父の庭でクコの実を摘んだ記憶をたどりながら、「自然の力で、心と身体のリズムを整える」という想いを形にすべく、D2Cブランド「JoJo Herb & Wellness」を立ち上げた。

現在はWSET Level 3の資格を活かし、風味と素材理解の知見をセルフケアに応用しながら、寧夏の自然が育んだオーガニッククコの実を用いたストレートピューレを、現代人のライフスタイルに寄り添う新しいセルフケアドリンクとして展開しています。

特技:
ハンドドリップでコーヒーを淹れること ・気分に合わせてカクテルを自分でつくること

座右の銘:
人事を尽くして天命を待つ

お気に入りの場所:
横浜美術館、北鎌倉

好きな映画:
SF映画:『ブレードランナー』、『マトリックス』

今取り組んでいること:
現在は、D2Cブランド「JoJo Herb & Wellness」の立ち上げに取り組んでいます。
第一弾として、自身の故郷・中国寧夏の特産品であるオーガニッククコの実を使用したストレートジュースを、日本市場に向けて展開。
また、ワイン教育とセルフケアを掛け合わせた講座も並行して実施。

─ ワクセルの面白いところを教えてください。
ページ全体から伝わってきたのは、「一人ひとりの想いが社会を動かす力になる」という強いメッセージでした。
多様な分野で活動されている方々が集まり、それぞれの情熱を形にしていく場所として、ワクセルが“共創”を真剣に実践しているのが印象的でした。単なるコラボレーションではなく、それぞれの個性が尊重されながら、新たな価値が生まれる土壌がある——その雰囲気にとても共感しました。

─ 今はまっていることは?
最近、一匹の野良猫と暮らし始めました。
最初は警戒心が強く、少し距離のある関係でしたが、少しずつ信頼関係が生まれ、今では私の足元で丸くなって眠るようになりました。

猫と暮らすようになってから、時間の流れがゆっくりになった気がします。
静かに寄り添う時間、ふとしたしぐさや表情に癒される瞬間、言葉がなくても気持ちが通じるような感覚——そんな小さな気づきが、毎日に優しさをくれています。

最近は「猫語」を学ぶのがマイブーム。
鳴き声やしっぽの動き、耳の角度や視線の先を見ながら、「今、どんな気持ちかな?」と想像するのが日課です。
そして彼女のいろんな表情やポーズを写真に撮るのも、ちょっとした楽しみになっています。

─ これだけは譲れないものは?
仕事では「自分の目で見て、自分の手で確かめる」ことを大切にしています。
プライベートでは食事とワインのペアリングに妥協なし。
ワインの香り、温度、味わいの変化を楽しみながら、料理との相性を考える時間が日常の小さな贅沢です。
旅行のプランはすべて自分で組み立つセルフプラン派。
地図を見ながらルートを組み、どんな景色と出会えるか想像し、現地の文化や食まで調べ尽くして旅程を設計するのが、なによりの楽しみです。

─ これから目指したいことを教えてください。
現代社会では、効率やスピードが重視されるあまり、
人間が本来持っている“自然のリズム”が見失われがちです。

だからこそ、いま改めて「東洋の智慧」や「自然と調和した生き方」が求められていると、私は感じています。

きっかけは、数年前に旅したアメリカ・セドナで体感した“エネルギーの渦”。
水晶に包まれるような感覚のなかで、自分の内側のリズムが静かに整っていくのを感じました。

人は自然の一部でありながら、テクノロジーの主でもある。
この相反する存在としての“人間らしさ”を取り戻すためには、
自然と同調する感覚を日々の暮らしに取り戻すことが欠かせない――そう確信するようになりました。

東洋医学や食養生の知恵は、神秘的でありながらも、
自然の法則に根ざした、実践的で持続可能な叡智です。
現代科学においても、その有効性が少しずつ明らかになりつつあります。

私は、この価値を現代のライフスタイルにフィットするかたちで届けていきたい。
小さくても確かな“自然とのつながり”を感じるきっかけを提供できたらと思っています。

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